はじめに
はじめまして。2025年6月に株式会社クラウドワークスに入社した門守です。
クラウドログでSREを担当しています。
クラウドワークスに入社して3ヶ月が経ちましたので、この3ヶ月で感じたことを書いていきます。
これまでの経歴
私は、異業種からエンジニアにキャリアチェンジした少し変わった経歴を持っています。 ここでは、現在に至るまでの道のりを簡単にご紹介します。
エンジニアになる前
大学卒業後、最初に勤めた電子部品メーカーでは、PCや自動車に使われる電子部品の設計を担当していました。お客様との仕様調整から、試作品や図面の作成まで、ものづくりの上流工程に携わりました。エンジニアになる前として書いていますが、ここではITとは異なる分野のものづくりのエンジニアをしていました。
その後、東日本大震災で被災したことを機に、「もっと世の中の役に立つ仕事がしたい」という想いが芽生え、中小企業を支える支援機関に転職しました。
ここでは補助金申請の事務局やサポート、展示会・商談会の企画運営などを通じて企業の事業拡大をお手伝いする一方、財務や経理などのバックオフィス、さらには社内のIT周りの問い合わせに対応するなんちゃって情シスまで、幅広い業務を経験しました。
キャリアチェンジによりエンジニアへ
社内システム周りの業務を行なっていた頃、外部のシステム会社の方と話す機会もあり、システム開発に興味を持つようになりました。その流れでプログラミングの勉強を始めたのですが、初めての分野に挑戦するワクワク感とその奥深さにどっぷりハマってしまい、いつか仕事として取り組んでみたい!と思うようになったのが、エンジニアを目指したきっかけです。
また、コロナの流行や人口減少といった課題に直面する社会で、ITの重要性が増していっていることを強く感じ、「エンジニアこそがこれからの世の中に役立つものを生み出せる存在だ!」と考え、自分の興味も相まって、キャリアチェンジを決意しました。
エンジニアを目指した当初は、Ruby on Railsの勉強をしていたのですが、勉強をしていく中で、AWSやLinuxに触れる機会があり、いつの間にかインフラの技術に興味が移っていき、インフラエンジニアとしてエンジニアキャリアをスタートしました。
現在の業務とSREへの挑戦
エンジニアになってからは、受託事業でAWS周りを中心にインフラ経験を積んでいましたが、よりユーザーに近い位置で技術の幅を広げることを目指し、クラウドワークスに入社しました。中でもクラウドログは多くの企業の働き方を支援するサービスである点に惹かれ、現在はSREとしてその開発・運用に携わっています。
クラウドログはAWSに環境があるため、これまでの経験を活かしながら、Kubernetes(EKS)やTerraformといった未経験の技術にも挑戦できる環境で、日々ワクワクしながら業務に取り組んでいます。
入社して3ヶ月が経ちましたが、まだまだスタート地点に立ったばかりですので、これからSREとしてサービスを支えていけるよう、研鑽を続けていきます。
入社してみて感じたこと
ここからは、私が入社してから特に印象に残っていることをいくつかご紹介します。
カルチャー
入社して特に印象的だったのが、会社のカルチャーがしっかりと明文化され、メンバーに浸透していることでした。
クラウドワークスにはミッション・ビジョン・バリューなどをまとめた「カルチャーブック」があります。ただ「カルチャーをまとめたもの」があるだけでなく、社員向けに説明会があり、会社の歴史と共にこれらのカルチャーがどのように形成されてきたのかを詳しく学べる機会があります。
また、カルチャーを体現するユニークな社内用語も印象的です。中でも私が特におもしろいと感じたのは「ばぶばぶ」という言葉です。これは「結論のない発言、まとまっていない発言、事実のない解釈のみの発言などを行うこと」という意味で、意見や考えが完全にまとまっていなくても「まずは発言してみよう」という姿勢を歓迎し、心理的安全性を高めるための文化的な仕組みなのだと私は解釈しています。
特に普段リモートワークをしていると、考えがまとまらないうちは「こんなことを聞いてもいいだろうか…」と、発言をためらってしまう瞬間があると思いますが、「ばぶばぶ」という言葉は、心理的なハードルをぐっと下げてくれる、非常にありがたい文化だと実感しています。
スクラム
私が所属しているクラウドログのチームでは、スクラムを導入しています。私自身、スクラムは初めての経験でした。
スクラムでは、デイリースクラム、スプリントプランニング、スプリントレトロスペクティブなどと複数のスクラムイベントがありますが、入社当初は、聞いたこともない単語が飛び交っている…という状態でした。そしてミーティングの多さに驚きました。
これまでは、ほぼ単独で業務を行うことが多かったので、なかなかスクラムに慣れず、作業時間を確保するのが難しいなと感じていました。しかし、流れに身を任せながらスクラムイベントをこなしていくにつれ、多いと感じていたミーティングの一つ一つがチーム開発を進めるために意味のある時間であることがわかり、次第に考えは変わっていきました。
スクラムを経験して何より大きいと感じたのが、「一人で抱え込まなくていい」という安心感です。これまでは自分一人で悩んでいたような課題も、スクラムではチームみんなで解決策を考えます。こまめに認識を合わせながら進めるので、無駄な作業が減り、作業が最適化されていくのを感じ、チーム開発におけるスクラムの重要性を少しずつ理解できてきました。
まだまだ足を踏み入れたばかりですが、これからもっと深く学んでいければと思います。
オフショア開発
クラウドログでは、フィリピンに開発チームがあり、日本とフィリピンで協働して開発を行なっています。
オフショア開発自体はこれまでも経験があったので初めてではないのですが、コミュニケーションの取り方に違いがあり驚きました。
これまでは、オフショアチームに日本語ができる方がいたため、コミュニケーションは基本的に日本語で行っていましたが、クラウドログでは、基本的に英語で行います。
チャットなどの文章だけではなく、会議も英語主体で進むため、英語が得意でない私は毎回プレッシャーを感じながら参加しています。自分の英語力の無さに落ち込むこともありますが、チームのメンバーがフォローしてくれたり、辛抱強く耳を傾けてくれたりするので、本当に助けられています。
AIや翻訳ツールなども発展してきていますが、英語ができることで、エンジニアとしてのキャリアだけでなく、自身の世界も広がると感じるので、この環境を活かして、英語力も鍛えていければと思います。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。
エンジニアにキャリアチェンジしてからちょうど4年目を迎えました。
まだまだエンジニアとしては未熟者ですが、高いスキルを持つメンバーが多くいるこの環境で、自分自身ももっと成長していけるように努力していきたいと思います。
そして、クラウドログをよりよいサービスにしていけるようにがんばりたいと思います!
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