こんにちは。@okuto_oyamaです。
今回は 5 月 19 日に開催された GAAD Japan 2022 にて株式会社クラウドワークス(以下、弊社)としてスポンサー協賛させて頂くとともに LT という形で発表してきましたので、その振り返り記事になります。
GAAD Japan について
GAAD(Global Accessibility Awareness Day)は毎年 5 月の第 3 木曜日にデジタル分野(Web、ソフトウェア、モバイルなど)のアクセシビリティを考える日です。
Joe Devon 氏のブログ記事がきっかけとなり、2012 年から始まった世界的な取り組みです。
GAAD の日は世界各地でアクセシビリティに関連するイベントが開催されており、日本でも 2020 年から GAAD Japan というオンラインセミナーイベントとして有志で運営されております。
なぜスポンサー協賛したのか
弊社のビジョンには「世界で最もたくさんの人に報酬を届ける会社になる」というものがあります。
この中で「オンライン就業インフラを創造する」という目標があり、インフラ、すなわち社会基盤の構築を目指すにあたり、あらゆる人が利用できるようになる必要があると解釈しています。
あらゆる人が利用できるようになるためには、あらゆる人がアクセスできるようにするアクセシビリティの考え方が必要であり、それを取り入れたプロダクトを作っていくことが自明だと考えております。
また、弊社は昨年で創立 10 周年を迎え、新たなるミッション「個のためのインフラになる」を掲げています。
あらゆる個人が参加して、個人の得意領域を活かして個人や社会の収益に貢献できるプラットフォームを作っていきたいと思っており、こうした多様な人たちが活動できる場をつくるのは Web がもつ力そのものではないかとも解釈しております。
The power of the Web is in its universality. Access by everyone regardless of disability is an essential aspect.
Press Release: W3C Launches International Program Office for WAI
そうした弊社のミッション・ビジョンとアクセシビリティの考え方をより関係させていくために、今回スポンサー協賛いたしました。
スポンサー LT という機会もいただけたので、有志での取り組みを社内外にデンタツ1していき、これからのアクセシビリティ対応をより活性化させていきたいとも思っております。
発表資料
関連記事
以下は発表資料で参考にした関連記事になります。
普及活動について
- アクセシビリティを向上していくために出来ることから進めていく活動|みーた|note
- アクセシビリティを向上していくために出来ることから進めてみた! ~2019まとめ~ - Speaker Deck
- クラウドワークス #accessibility チャンネル 気になる話題 Pickup 2020
- クラウドワークス #accessibility チャンネル で気になった話題 Pickup 2021年1〜6月編
- クラウドワークス #accessibility チャンネル で気になった話題 Pickup 2021年1〜6月編
取り組み事例について
- クラウドワークスのWebアクセシビリティチェックを始めてみた - クラウドワークス エンジニアブログ
- 生まれ変わったログインページにまつわるフロントエンド開発の話 - クラウドワークス エンジニアブログ
- トップページリニューアルのために見直した4つのこと。|ハラ|note
- 「One CrowdWorks」で、コーポレートサイトをフルリニューアルした話。|Peter|note
- アクセシビリティ啓蒙活動は旗を振り続ければいつのまにか誰かが付いてきてくれる。 | by miki hayashi a.k.a miita | Medium
- ユーザーの性別選択はなぜ必要なのか 〜サービス価値を考える〜|みーた|note
発表動画(2022/12/12 追記)
おわりに
GAAD Japan 実行委員会ならびにイベント関係者の皆様、お疲れさまでした。 9:45〜20:00 の長丁場でしたが、各セッションを楽しむことが出来ました。
【満員御礼】
— GAAD Japan 🇯🇵 (@GAAD_jp) 2022年5月20日
昨日開催した「GAAD Japan 2022」は、671名もの皆さんに参加登録をいただきました。本当にありがとうございました!
また、ご協賛いただいた14社、9組のセッション登壇者、8組のLT登壇者の皆さんに感謝申し上げます。
本日よりフォローアップメールをお送りしてまいります!#GAADjp pic.twitter.com/YhYvqT09Ec
当日の各セッションごとでの様子は togetter にてまとめられておりますので、併せてご覧ください。
来年以降もまた開催されるのであれば、何らかの成果を出して発表ができればと考えております。 そして、私たちのように社内での取り組みを発表して、次の自信につなげたい企業が増えていけばいいなとも思っております。
手前味噌ですが、各社のアクセシビリティの取り組みについてをまとめているリポジトリを公開しております。 基本的に私が更新していますが「この取り組みを載せてほしい」というのがあれば是非 @okuto_oyama までご連絡ください。
また、登壇ほか字幕配信にもご協力いただいた Shamrock Records 株式会社の青木さんに感謝申し上げます。 UD トークを通じてリアルタイム字幕を提供できたほか、自身が開発された字幕エディターにて、自分の発表動画の字幕編集を簡単に行うことが出来ました。 花王さんの事例のように、各企業の字幕提供も進んでいくといいなと思っております。
We’re hiring !
弊社では「個のためのインフラになる」のミッションに共感し、デザインシステム開発やアクセシビリティに興味関心が高いエンジニアを募集しています。
カジュアル面談も実施していますので、こちらからもお申し込みお待ちしております。
- 弊社の仕事の進め方の1つ。結果を出しただけでは誰にも届かないため、その結果を相手に伝えて初めて評価を受けるようにすること。↩