クラウドワークス エンジニアブログ

日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」の開発の裏側をお届けするエンジニアブログ

クラウドワークスで働くエンジニアのリモートワークの取り組み

こんにちは、出産で里帰り中の奥さんと子供に会いに毎週末東京から新潟まで新幹線で帰っている、スマホアプリチームの @tkoshida です。

さて弊社では7月より全社でリモートワークを導入し徐々に利用が拡大していることから、今回は弊社エンジニアの、特にスマホアプリチームに絞ったリモートワークの取り組みを紹介しようと思います。

クラウドワークスのリモートワーク制度

まずクラウドワークスは、多様な働き方を体現するための新人事制度「ハタカク!」を、7月から始めています。 これは部署に関係なく全従業員を対象に副業・リモートワーク・フレックスタイムを利用できるようにする制度です。

その中の一つリモートワークですが、全体会のある月曜はリモートワーク禁止などの細かいルールなどはありますが、部署・業務に関係なく全従業員がオフィス以外の場所での就業が可能となっています。

リモートワークの練習をしてみる

そういった状況の中、さっそく私の所属するスマホアプリチームでもリモートワークに取り組みたい、という要望がチーム内で高まってきたためリモートワークに取り組んでみることとしました。 ただ、いきなり始めるにはまだうまくいくかわからないところもあったので、まずは社内で練習してみる、というところから始めました。

どう始めたかというと、メンバー全員が同じフロアにはいますがそれぞれが離れた席に移動し、オンラインのビデオ会議サービスにて打ち合わせを進めてみるというところから始めました。 ビデオ会議には、 appear.in というサービスを利用しました。

appear.in

ちなみにスマホアプリチームの開発体制は、プロダクトオーナー×1人、開発者(Android, iOS, Web API)×3〜4人、デザイナー×1人という人数で回しており、全員が同じフロアの同じ島に集まって作業できるというやりやすい体制でスクラム開発で進めています。

全員がビデオ会議、はうまくいかなかった

ビデオ会議は始めてみたものの、結論から言うとうまく進められませんでした。 というのもいくつか問題があったのですが、appear.inのサービス自体はとても素晴らしいものの我々が慣れていないのもあってか、ビデオ会議のオンラインルームに全員がバラバラに集まると

  • 誰かの声が聞こえない
  • 誰かのマシンで音声が出力できない
  • 誰かのマシンでハウリングしてる
  • PCの画面を映しながら進めていると他の人の顔が見えないので伝わっているのか不安

などのトラブルが発生し、普段の対面で行っている打ち合わせとは勝手の違いからか結構グダグダになり予定していた議論が全然終わらなかった、というような事が発生したりしました。

そこで、全員でビデオ会議をするのが難しいなら、と方向転換することとしました。

どうやったか

上記のような学びから、リモートワークは打ち合わせのない日にやる、というようにチーム内でルール化し実際にリモートワークを始めました。 基本はSlackによるチャットでのコミュニケーションで事足りてしまうため、開発するだけであれば、出社してもリモートでもあまり変わりません。 またそうすることによって、リモートワークをする日には打ち合わせを入れないようになり、打ち合わせのある日と、開発に集中する日が分かれるようになりました。 開発者にとっては開発に集中する日が作れるため、効率が高まったように思えます。

現在のスマホアプリチームでは、月、水、金は出社し、火、木はリモートワークDay、というような流れが出来つつあります。 リモートワークDayもチーム全員がリモートワークをしているわけではなく、希望した開発のメンバーが行っているという状況です。従って、打ち合わせでリモートワークのメンバーがいたとしても、そのメンバーだけビデオ会議での出席となりますが、他は対面で打ち合わせしているので、全員でビデオ会議していたときに発生していた問題はほぼ発生していません。

今の所、個人的にはリモートワークは週2日くらいがちょうどいいかな、という気がします。 3日以上になってくると、やはりコミュニケーションの面で心配になってきますが、これも慣れやツールの利用の仕方によってそのうち解消していくのかも知れません。

またその他にもリモートワークを行う上でのルールを設けており、リモートワークのメンバーがいるのかいないのか分かるように、朝の業務を開始する時点でSlackで「おはー」、業務終了するときに「店じまい」、という発言するようにするルールを設定しています。

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あとはリモートをする日の予定を、リモートワークカレンダーに登録しておくことのルールを設けているため、事前に誰がリモートワークをするかが分かるようにしています。

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最後に

もともとはリモートワークには慎重派だった自分ですが、今はその良さがわかってくるようになりました。 個人的な事情として最近子供が生まれたこともあり、リモートワークを利用して週に何日かでも家にいる状況を作ることにより、通勤時間を節約したり子供の成長を見守ることができたり、(仕事はしているけど)家にいるだけで妻の安心感につながることができる、ということが実現できるのでその価値は大きいと感じています。

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