2021年3月に入社した神山奎吾です。クラウドワークスではWEBエンジニアをしておりまして、Ruby(主にRails)を書いております。2021年6月現在で入社して3ヶ月になりました。
きちんとした組織で働くことが初めてで当初は不安でしたが、メンバーに恵まれたことでストレスゼロで毎日楽しく働けております。
今までの経歴が変わっているのでその視点をもとに、クラウドワークスの良いところやクラウドワークスに無いものを書いていきます。
今までの経歴
大学を卒業後、WEBメディア事業をしているスタートアップに未経験エンジニアとして就職しました。創業メンバーとして入社しましたが、如何せん未経験なので特に大したことはしていなく、毎日がむしゃらに働いておりました。
そこでまる2年働いたあと、個人事業主として独立しました。フリーランスエンジニアとしても活動し、運が良いこともあり半年で月収150万突破するなど仕事の絶頂期を迎えました。正直エンジニアは2年しかしていないので実力は大したことなかったのですが、イベント業などで出会った人やスタートアップの創業メンバーという肩書きに興味を持ってくれた人から仕事を頂いておりました。
またエンジニアだけでなくシェアハウスの経営や一般社団法人日本ゆでたまご協会の創設・運営、イベント企画運営などもやっておりました。興味を持ったら何でもやってしまう性格で、俗に言う仕事人間です。そしてそれらは今もクラウドワークスと並行して行っております。
時系列で書くとこんな感じです。
2016年4月: 大学卒業後、スタートアップに入社 2018年1月: 個人でイベント業を開始 2018年3月: 退社し、イベント業とエンジニア業をメインに独立 2019年2月: 一般社団法人日本ゆでたまご協会設立 2019年6月: シェアハウス経営開始 2021年3月: クラウドワークス入社!! 2021年6月: 現在
就職を志した理由
動機はいくつかありますが、一番強い動機はエンジニアとして成長できる環境を求めていたことです。もちろんどんな環境でも成長はできますが、フリーランスをしてみて就職のほうが自分には合ってると感じました。
ただいろんな事業をやっている都合上、就職をするにできない状態でした。就職することによる時間的な制約が厳しかったからです。
しかしコロナがありシェアハウスやイベント業を拡大するのが難しくなりました。またその反動でエンジニアの仕事が増えました。幸か不幸かエンジニアの時間を十分に取ることができるようになり、フリーランスでがっつり働くならば就職したほうが自分に利があると考えていたので、就職を志しました。
もっと詳しい経緯が知りたい方はこちらを御覧ください。正社員にこだわった理由を含めざっくばらんに書いております。
それらの動機に加えRubyをメイン言語とした大きいサービスを運営している企業に絞って探しておりました。
クラウドワークスを選んだのはRubyを使ったサービスだとトップクラスで有名ですし、ビジョンに掲げている「働き方革命」を目にし、自分自身多様な働き方をしていたり、シェアハウスというサードプレイスを提供したりと生き方の概念を覆すことに意欲的に取り組んでることもあるので非常に共感したからです。真っ先に応募して実際に話してみて齟齬はないことを確認し、また一番の決め手となった「人の良さ」を強く感じたので入社を決めました。
現在の仕事内容
クラウドワークスではクラウドワークス本体の施策チーム(通称デリバード)に配属され、WEBエンジニアとして仕事に邁進しております。
施策チームというのはユーザーによりよく使ってもらうために、機能を追加したり修正したりなどカイゼンを行うチームです。最近だとPR TIMESに載った「カンタン発注プラン診断」という機能を作りました。
施策チームでの開発はユーザーの反応がダイレクトに伝わるものばかりなので、日々やりがいを感じております。
クラウドワークスの良いところ
クラウドワークスの良いところはたくさんあるのですが、僕が強く感じたのは以下の4つです。
クラウドワークスは 「“働く”を通して人々に笑顔を」 という理念を掲げておりますが、それを社内にもきちんと反映されております。
落ち着いた人と会社
クラウドワークスに入って一番魅力的に感じているのは 「人」 で、優しく落ち着いた人が多いのが特徴です。声を荒げたり圧を感じさせてくることもないので、入社直後にわからないことがあっても聞きやすい環境がありました。役員など上の立場の人達も同じで、良い意味でオーラが無く接しやすい人ばかりです。
また会社も創立10年が経過し「クラウドワークス」というサービスも非常に有名なので、会社やサービスも良い意味で落ち着いてるように見受けられます。安定して成長しているので時間的な余裕や精神的な余裕があり、何か相談したいことがあったら時間を取ってしっかり対応してくれております。
スタートアップにいたときはスピードが命運をわけるので、ときに人にかまってられなかったり自主性という言葉を盾に放置させたりしておりました。もちろんそれもやり方の一つだとは思いますが、人を大事にするにはやはり時間や精神的な余裕は大事だと感じました。
逆に言うと落ち着いている分、会社やサービスにプライベートを削ってまで我武者羅に仕事をしている人は少ないので、そのような血肉を削る環境を求めている人には不満かもしれません。これはサービスのフェーズの問題もあるので仕方のないことですが。実際に僕も今は別の仕事がある分クラウドワークスにすべてを捧げることはできてないので、申し訳ないとは思いつつも今の環境がとても丁度いいと思ってます。
ただみんな会社やサービスが好きで優秀な人ばかりなので、一緒に働いていてとても楽しいです。
コアタイムなしのフルフレックスタイム制と完全フルリモート環境
コロナというご時世なので今では導入している企業も増えましたが、クラウドワークスにもしっかりとその環境があります。そもそもコロナの前から導入していており、社内環境への力の入れ具合が素晴らしいと感じております。
フルフレックスのおかげでシェアハウスの対応したいときには仕事を止めて対応できるし、前日夜遅くまで別の仕事が入ったとしても睡眠をきちんと取った上で翌日午後から働くこともできます。社を通して副業にも力を入れているので、副業をしたい人にとってもスケジュールを組みやすいのではないでしょうか。
またフルリモートなのも助かっており、エンジニアとしては環境が整っている自宅で常に働けるのはありがたいです。またシェアハウス関係などでどこかに出張に行ってもその場で働けるので並業もしやすいです。実際に少し前まで鎌倉と東京で2拠点をしていたので、移動を気にせずどこでも働ける環境には非常に助かっております。
ただフルフレックス・フルリモートなので、同僚の人となりを知るには時間がかかりそうです。もちろん対策はされておりますが、やはり毎日ずっと同じ場所で仕事をしているときよりは、距離が遠い感じはします。これに関してはトレードオフなので仕方ないですね。
性善説の文化
クラウドワークスは性善説の文化で成り立っております。僕も性善説の人間なので、この文化が根付いていることに働きやすさを感じております。
そしてそれをうまく言い表しているのが 「入社した瞬間から認められた存在である」 という言葉。
社歴に関わらずその人の意志や意見を尊重してくれる文化は新入社員にとってとても心強いです。初日から誇りをもって胸を張って仕事をすることができたので、これほど気持ちのいいことはありません。仕事や目標もその人のやりたいこと・将来の方向性に沿って決まりますし、その人が望んでないことはさせない決まりがあります。
10年続く巨大サービスと知見の集合
クラウドワークスは10年もサービスを運営しているので、知見がたくさん溜まっていたり優秀なエンジニアがたくさん集まっております。エンジニアにとってはとても有り難い環境です。
会社側も技術投資に理解があるので、ペアプロ・モブプロなどが盛んだったり、勉強会なども積極的に行われてます。おかげで今まで書いたことのなかったVue.jsに挑戦できたり、DDDを伴う設計を有識者のレビューのもと経験できました。
スタートアップではスピードを意識するあまり、得意分野を得意な人がやったり、時間を確保してインプットすることができなかったりしました。また優秀なエンジニアもそんなにおらず居ても忙しいので、その人から直接教えてもらったりなどはあまりできなかったです。
またフリーランスでは自分の持っているスキルの範囲の仕事が集まりやすいので、大きな挑戦しにくかったり、挑戦してもレビューされる環境がなかったのでスキルを高めにくかったです。
今ではじっくり技術と向き合いながら開発をすすめることができるので、エンジニアとして成長を感じております。
スタートアップ・フリーランスの良いところ
これまではクラウドワークスの良いところを書きました。逆にクラウドワークスにはなくスタートアップ・フリーランスにある良いところも書いておきます。
スタートアップは目の前の仕事にひたすらに集中したい人にとって最適な環境
働いていたスタートアップはプライベートを仕事に捧げる人ばかりでした。僕もそれを望んでいたのでまわりから浮くこともなく、同じモチベーションの仲間たちと高め合うことができました。人間は環境に強く左右されると思っているので、そういう人が集まっている環境で働くのは非常に大事です。
また成長が目に見えるほど著しいので、自分の頑張りが結果に反映されやすいです。僕が働いてたときも自分の見てたWEBメディアが業界2位になったり、月間3000万PV行ったりなど事業の成長を感じるイベントがたくさんありました。自分の体力や精神力を削って働いてる分、そのイベントには他にない達成感がありました。
スタートアップだと場数がたくさん踏める
スタートアップだと無限にやることがあるので、仕事で経験できる量が圧倒的に増えます。エンジニア未経験だった僕にとっては質よりも量が欲しかったので、非常にありがたかったです。
また創業期に入れたおかげか、2年目には業界2位の規模のサービスの開発を自分中心に進められたり、Railsのアップグレードや社内規約みたいなのを作ったりなど貴重な経験を積むことができました。ちなみにそれらを一人でやってたのでサービスの全責任を自分で抱えるのはしんどかったですが、その場面を経てとても強くなりました。
ちなみにちょうどこの前クラウドワークスでRailsのアップグレードがあり横目で見てたのですが、実力も乏しい自分がよく同じことをやってたなと思いました。
スタートアップはスピードが早い
スタートアップにいるとスピードが命運を分けます。なので機能を構想することからリリースされるまでが早いです。もちろん慎重にやっておりますし不完全でリリースをすることはないですが、最悪バグがあったら戻せばいいという心情です。
クラウドワークスだとサービス的にそこまで急ぐ必要もないため、設計をしっかり行ったり周囲にコンセンサスを取ったりします。そうするとリリースまでの時間は数倍かかっていると感じます。サービスが巨大な故、クラウドワークスではそれが正しい選択で異論はないですが、昔のスピード感は心地よかったと思うときもあります。
フリーランスは稼げる
働く上で報酬は大事な要素ですが、肌感同じ労力を使っても正社員の2倍以上は稼げます。もちろん正社員は給料以外にも福利厚生などがありますが、そこを考慮してもフリーランスのほうがトータルで稼ぐ額は多いです。
あくまで常に仕事がある前提の話で、稼ぐにはエンジニア以外の能力も必要なので簡単ではないですが、生涯賃金を第一優先に考えるならフリーランスが圧倒的にいいと思います。
フリーランスは生きるチカラがつく
フリーランスだと仕事がうまくいかないと自分の収入に直接影響します。仕事が得られなかったらもはや生きていけません。しかも思ったよりも近くにその危機が潜んでます。なので必死に自分の事業に向き合い続けないといけません。
ただその分事業に対する解像度が上がり、お金の理解が深まります。僕は支払いサイトの日数で死にかけたことがあるので、身を持って学びました。
組織に所属しているといくら事業を見る立場でも、真面目に向き合っていても、どこか楽観的になってしまう感じがしてます。こればかりは組織にいると味わえない経験だと感じております。
またこのチカラは今の世の中で日に日に重要度を増している気がしてます。
おわりに
読んでいただきありがとうございました。ここで書いたことはあくまで僕の経験上の話なので、一意見として受け止めていただければと思います。
スタートアップ・フリーランスと対比させて書きましたが、今の自分のような人にはクラウドワークスがとてもおすすめです!興味を持った方はぜひご連絡ください。
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