クラウドワークス エンジニアブログ

日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」の開発の裏側をお届けするエンジニアブログ

新卒エンジニアによる配属後2ヶ月の振り返りと、成長するために必要そうなこと。

はじめに

こんにちは
今年の4月に入社した欧州サッカーが大好きな19卒エンジニアの伊達(@b0ntenmaru)です。

大学時代は体育会系の部活で汗を流しながら、独学でプログラミングを勉強してサービスを作ったりしていました。

今年のクラウドワークスの新卒エンジニアは自分一人で、周りのエンジニアはほぼ中途で入社された方という環境で、その中で日々課題ドリブンで成長するために試行錯誤しています。 今回は新人の自分が配属後2ヶ月を振り返りつつ、その中で感じた新人エンジニアが成長するために必要そうなことを書いて行きたいと思います。

配属後2ヶ月で何をやったか

クラウドワークスでは 4月1日 の入社式から2週間の新卒研修を経て、各部署に配属されるのですが、同期の中で唯一エンジニアの自分はエンジニアリング部の玉露チームに配属されました。

玉露チーム

玉露チームはクラウドワークスのマッチング UX をよりよく改善するためのチームで、現在はワーカーがやりたいお仕事をすばやく見つけられるようにお仕事検索画面の再設計を行なっており、最近のリリースではお仕事検索機能に新しい絞り込み検索機能を追加し、それを Vue.js で実装しました。

https://crowdworks.jp/blog/?p=1729&ref=mypage_infocrowdworks.jp

ちなみに玉露の由来は、過去に存在した玉露チームの前身であるまっちゃ(抹茶)チームからきていて、抹茶よりカフェインの量が多い(進化?)玉露という名前になったそうです。 自分が入社する以前にはなりますが、玉露チームの施策については是非こちらもご覧ください。

qiita.com

qiita.com

機能開発からリリースまでの流れは以下の図のようになっていますが、実装に関しては基本的にモブプログラミング(「以下、「モブプロ」と略します)*1での実装で、その後タスクによっては個人での実装に入っていく、という流れになっています。

※ POとはプロダクトオーナーの略で、スクラム開発における、チームが生み出す成果物の方向性を決める「舵取り役」にあたります。

モブプログラミングとは?

モブプログラミングとは3人以上(2人はペアプログラミング)で1つのプログラムを書く手法のことで、1人がコードを書き、他の人はそれを見ながら意見を言って、プログラムを作っていきます。コードを書く人をドライバー、意見を言う人をナビゲーターと言います。
つまりみんなであーでもない、こーでもない、と言いながらその内の一人がコードを書いていくということですね。 新人の自分からすれば先輩エンジニアのコーディングをみるだけで勉強になりますが、チームで課題に直面するので、その課題を解決するための知見を共有できたりします。

2ヶ月間での失敗

玉露はチームとしての評判もよく、社内 MVP になったりするほどいいチームで、配属後もすぐに馴染むことができ、意見や質問をしやすい環境でした。

ですが最初は技術の話になったりすると周りのエンジニアが何を言っているのか理解できなかったり、自分のタスクだけ時間がかかったり、モブプロではわからないことを教えていただいてもなかなか理解できず、せっかく教えていただいているのに理解できないことに加えて、自分が教えていただいている時間が長くなったことでコードを書く時間がなくなってしまうこともありました。

これらの体験からチームに貢献できていないという気持ちが強くなり、一人で考え込む時間が多くなりました。

そこから「こんなことを聞いていいんだろうか」「相手の時間を奪ってしまうし、もっと調べた方がいいか」とどんどん一人で解決しようと迷走してしまったり、 モブプロ中は後で自分で調べると決め、理解が曖昧なままその場では質問しないということをしてしまいました。

その結果、個人に振られたタスクはリリースには間に合わず、モブプロは実装がどのようになっているか曖昧なまま進んで行きました。

相談してみた

わからないこととの付き合い方に悩んでいる時期に、メンター(@t0yohei)・チームの先輩エンジニア(@mayoxtuna)・マネージャー(@ysk_118)に自分が思っていることを 1 on 1 や slack で相談したところ、

  • 「最初は分からない事が沢山あって当然だから沢山聞いていいよ」
  • 「分からないことを追求することで、チームは学びを共有できる」
  • 「技術に関しては知ってるか知らないかってだけでわからないこととどう付き合うか大事、てか俺もわからんことあるよ」

と言われ、それまでしていた周囲への遠慮などは不要なものだと気づきます。

まとめ

振り返ると、性格的に気軽に聞くということが苦手だったり、学習の仕方だったり、いろいろ要因はありそうですが、それらの根底にあるのは 考えこんでしまい、自分をさらけ出していなかったことでした

なのでこれらを踏まえて、新人が成長していくために必要そうな最初のステップは、悩みすぎず、わからないことをオープンにすることだと思っていて、そこから自分で少しずつできることの幅を広げていけばいいと思っています。

現在試行錯誤している最中ではありますが、1週間前わからなかったことがわかるようになったりするなど、小さな成功体験を積み重ねることができている気がしていますし、これを実行して成長していける環境がクラウドワークスにはあると配属後2ヶ月経って実感しています。

おわりに

いかがでしたでしょうか。まだ自分自身毎日試行錯誤している段階(ブログを書くこともTry)ですが、自分と同じ境遇の方の参考になればと思います。

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*1:モブプログラミングについてはこちらも是非ご覧くださいengineer.crowdworks.jp

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